アメリカのグーグル社が、同じくアメリカのアップル社と、「人の老化」を研究する会社を設立したそうです

こんにちは。

カセットダビング専門店 メモリーアルバム店長の木塚です。

 

検索サイト最大手のアメリカ・グーグル社が同じくIT大手企業アメリカアップル社と、なんと「人の老化」について研究する会社を設立するそうです。

 

その真意はよくわかりませんが、この2大IT企業が老化を研究したら、何らかの成果が出そうではあります。

 

<人はなぜ老化するのか>

ではなぜ人は歳をとると老化するのでしょうか?

実はよくわかっていないんですね。

まぁわかっていないから研究するんですが、、(^_^;)

 

でも、原因ではないかという説はありまして、代表的なものを挙げますと

 

  • 活性酸素説
    これは、良くTVの宣伝などで「活性酸素が人の細胞を傷つけ病気や老化の原因となっています。この商品は活性酸素を中和してくれます」とか言っていますね。

    人は生命活動をする際に、代謝というエネルギーの交換や生産を行っています。この代謝のお陰で、身体を動かすためのエネルギーが出てくるんですね。

    しかし、この代謝の際必ず発生する活性酸素という通常の酸素とは違う性質の酸素が出ます。この活性酸素が細胞を傷つけるために、だんだんと老化してくるという説ですね。
  • エラー説
    これはその名の通り、何らかのエラーが起こることで老化が進むという説です。中学高校で習ったように、人はたった1個の受精卵が細胞分裂という細胞をコピーする仕組みで、細胞を増やしています。
    ちなみに成人の細胞数は60兆個!!と言われています。

    この細胞分裂ですが、人の様々な部分で行われています。例えば、胃や腸の表面を覆っている細胞など、速いものでは1日で細胞が入れ替わるものもあります。

    この細胞分裂の際のコピーですが、いつもいつも完璧に行われるとは限りません。
    60兆個もあれば、コピーミスも起きるわけです。
    このコピーミスでできた突然変異が、蓄積されて老化していくという説です。
  • プログラム説
    この説が本当なら、不老不死への挑戦は神への冒涜のような気がしてきますが、この説は本来人をはじめとした生物は、事故等で死なない限り永遠に生きる能力があるのだが、わざと老化させているのだという説です。

    つまり、細胞内に予めこれくらいの回数細胞分裂したら、分裂せずに死になさいという命令がありこれが老化や死を司っているという説です。
    ちなみのこの細胞の自然死をアポトーシスといいます。
    この命令をつかさどる部分をテロメアと言って、細胞の遺伝子のある部分をさします。
    このテロメアが細胞分裂を1回するごとに短くなっていき、なくなると細胞が死ぬとされています。

    また、このテロメアを伸ばす酵素にテロメアーゼというのがありますが、これを活性化させると細胞の寿命が伸びることから、このテロメア説が今のところ老化の原因の最も有力な説のようです。

    ではなぜ、わざと老化させ自ら死に至るプログラムを遺伝子に入れているのでしょうか?これも様々な説がありますが、主な理由の一つに遺伝子を多様化するためだと言われています。

    生物学を多少習った方ならわかると思いますが、同じ種の生物ではできるだけ多様性があったほうが、生物種としては生き延びる可能性が高くなります。

    つまり、同じ遺伝子ばかりだと大規模な環境変化があった時に大部分が死んでしまうのです。
    その際、多様な遺伝子を持った個体があれば、暑さに強いものが生き延びるなど、ある特定の遺伝子を持った個体が生き延びる可能性が高くなります。

    金子みすゞさんの「みんなちがってみんないい」という発想ですね。
    このことから、同じ遺伝子を持った個体があまり長生きをすると、

    「生物の遺伝子が変化する期間が長くなり、多様性が失われる」
    「親の世代の個体があまり生き延びると、食物を分け合わないといけなくなり、子の世代に食料が十分に行き届かなくなる。」
    というデメリットが出てくるのです。なので、わざと親の世代はある程度生き延びたら次の世代に、新しい遺伝子を引き継ぐというシステムにしているのではないかと考えられています。

 

以上この3つが主な老化の原因ではないかと言われています。

グーグルやアップルが老化の研究を行うのは大変素晴らしいことだと思いますが、地球全体の生物のシステムを壊さないよう、ある程度の歯止めも必要になってくるのではないでしょうか。

 

追記:その後いろいろと研究はされているようですね。

 

 

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