こんにちは。
カセットダビング専門店 メモリーアルバム店長の木塚です。
佐賀はもうすっかり春の天気ですが、朝夕は結構冷え込みますね。
まだ暖房器具をしまうのは早いような気がする今日このごろです。
さて今回は、今はもうあまり使われなくなったカセットテープの豆知識についてちょっと書いてみます。カセットかぁ。懐かしいなぁと思われている30代以上の貴方。ぜひご覧くださいね。今回のネタは、カセットテープのメーカーと、デッキの相性についてです。
カセットが全盛期の頃、カセットテープの種類はなんと100種類!!を超えていたのですが、今は数種のメーカーしか作っていませんね。カセットテープの代表的なメーカーとしては
- TDK
- マクセル
この2大メーカーがしのぎを削っていたのでした。
他には
- ソニー
- 日立
- 富士フイルム
- デノン(DENONと書いてデノンと読みます)
- スコッチ(まっさんで人気の飲み物ではありません。住友スリーMの製品名です)
- BASF(ちょっとマイナー バスフと読むと自分では思っています)
- ザッツ(DVD-Rで有名)
などがありました。
この中で、カセットテープも、デッキも両方作っていたメーカーとしては
- ソニー
- 日立(内容はマクセルのOEMといわれています)
- デンオン
- テクニクス(現パナソニック 内容はTDKのOEMだったようです。 オングロームなど一部のテープは自社生産でした)
- YAMAHA(内容はTDKのOEMだったようです)
などがありました。
ここで、素朴な疑問が出てきます。
やはり、カセットデッキのメーカーと、カセットテープのメーカーは同じ方がいいのだろうか?
という疑問です。オークションなどでは、今でも昔のカセットテープが新品で取引されているようですので、手に入らないことはないようです。
でも、本当の新品という意味では、デッキも生産していたメーカーで、今もカセットテープを生産しているメーカーは、日立(日立マクセル)の1社になってしまいました。
しかも、カセット全盛の頃は、ノーマル・クロム(ハイポジともいいます)・メタルなどの数種類のテープが発売されてましたが、今は殆どノーマルテープのみとなってしまいました。そのノーマルテープも、純粋な音楽用というよりも、「メモ録音」用といった方がいいような物が殆どです。
ですので、残念ながら新品のテープを使用する場合は、デッキとの相性は殆ど無視出来る範囲だと思われます。(^^ゞ
残念ですが、やはり時代の流れでしょうか。
しかし、先程も書きましたがヤフオクなどネットオークションでは、カセット全盛の頃のカセットテープが、まだ新品に近い状態で出品されてますので、一度覗いてみるのもいいですよ。私も結構見たりしてます(^^)
ただ、注意しないといけないのは、未開封品でも数十年前のものは、新品当時の性能が発揮できない場合が多いということです。カセットテープはテープとテープを入れているカセットハーフ(正式にはカセットシェルと言うそうです)との2つの部分からなっていますので、両方がうまく働いてはじめてきれいな音楽を奏でます。
未開封品は一度も再生していませんので、テープ同士が密着したりカビが生えているものもあります。カセットハーフも販売当時の精密さがキープされていないものもあるでしょう。ですので、あまり期待せずコレクションとして落札される方が多いようですね。
カセットテープのダビング、CD-R化はメモリーアルバムまでどうぞ!