こんにちは。
カセットダビング専門店 メモリーアルバム店長の木塚です。
さて音楽を聴く方法はいろいろありますが、昭和初期~中期までは、ラジオやレコード・カセットが主流でした。それが、昭和後期になるとCDやMDに取って代わり、今はネットでダウンロードが主流ですね。
今の十代の若い方はレコードと言っても「?」かも知れませんが、実は最近レコードの売上が伸びているそうなんですね。
特にアメリカで顕著だそうです。
http://www.drillspin.com/articles/view/131
デジタルにはない、アナログの深みと、レコードを聴くための一連の儀式レコードをクリーニングして、ターンテーブルに置いてなどなど)が若い方に新鮮に写っているようなんですね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1169024666
http://blog.goo.ne.jp/photo-vox/e/bba5ad7bcb9022af41a548d1b49c5167
このアナログのレコードプレーヤーですが、デジタルと違ってアナログでの再生となりますので、音を忠実に再生するためには、レコードを正確に回転させることが必要となります。
デジタルの場合、デジタル信号を正確に読み取れば回転数はあまり関係ないのですが、アナログの場合、回転数が変化すると、いわゆる「音揺れ」となって音が綺麗に再生できません。
レコードを回転させる部分を「ターンテーブル」といいますが
このターンテーブルをいかに正確に一定回転数で回転させるかを、各オーディオメーカーは競っていたんですね。
最初の頃は、ターンテーブルと回転させるモーターをベルトで連結させる方法のベルトドライブが主流でした。しかし、ベルトはゴムですから温度変化や年数変化が結構あるのが欠点でした。
そこでなんとかこの欠点を改善できないものかと考えだされたのが、「DD」ダイレクト・ドライブ方式でした。
これはその名の通り、ターンテーブルを直接ダイレクトにモーターで回転させるという画期的な方法で、発表された当時はかなり話題に上がりました。
ちなみに最初にターンテーブルのDD方式を採用したのは日本メーカーのテクニクス(現 パナソニック)でした。
ただ、このDD方式は理屈では理想的な回転方法でしたが、レコードは回転数が33回転/1分間とか44回転とかで、非常にゆっくりとした回転数のため、安定した回転を維持するのがとても困難でした。
なんでも回転するのは同じですが、回転数が上がれば上がるほど一般的には回転が安定します。
コマ回しをイメージしていただければわかるかと思います。
ですので、いかに安定した回転を維持するかがメーカーの見せ所だったんですね。
そこで、最初に考えだされたのが、サーボ技術でした。
これは、ターンテーブルの回転に比例した周波数を発生するFG(Frequency Generator)という信号でもって、回転数をコントロールする方法でした。
簡単にいいますと、ゆっくりした回転の時は低い周波数の信号を、速い回転の時は高い周波数を出して、基準の回転と照らしあわせて、遅ければ回転を速く、早ければ遅くするといった技術です。
これでも十分実用的だったのですが、80年代は今となっては異常なほどの一大オーディオブームで、それだけでは他社との差別化ができませんでした。
そこで、新たに考えだされたのが「クオーツロック」という方法でした。
クオーツとは、時計などで採用されていますが、水晶のことですね。
この水晶は、電気信号を与えますと非常に安定した振動をするんですね。
これを、先ほどの同期信号に応用して、非常に正確な回転の基準信号を得ることができるようになったのです。
このクオーツが発振する非常に正確な信号に合わせて、回転数を合わせればいいのではないかという理屈で、正確な回転をキープすることができるようになったのでした。
この理屈は、クオーツ腕時計も同じで、機械式の腕時計とくらべて非常に正確に時間を刻んでくれるんですね。
まぁ今は、電波時計の方が主流のようですが、、
今までは、レコードプレーヤーの話でしたが、実はこのベルトドライブとダイレクトドライブの関係はカセットデッキにもつながるんですね。
次回はこの話をしてみたいと思います(^^)
カセットテープのダビングはメモリーアルバムまでどうぞ!!